介護福祉士試験合格ガイド:効果的な勉強方法と試験当日の対策
今回は介護福祉士国家試験合格のコツ(?)みたいな話をしたいと思っております。
私は現在障がい福祉サービスのひとつである生活介護事業所で働いておりますが、3年以上働いたということで第36回介護福祉士国家試験を受験、無事に合格いたしました。
・合格に向けて何をしたのか?
・当日何に気をつければ良いのか?
・ぶっちゃけ難しかったのか?
そんな話をお伝えできればと思っております。
これから介護福祉士国家試験を受けようと思っている方の参考にされば幸いです。
介護福祉士国家試験を受験したきっかけ
介護福祉士という職業は、高齢化社会を迎える日本において、ますますその重要性が増しています。
私が介護福祉士を目指したきっかけは、高齢の祖父母をサポートする中で、介護の仕事に対する深い興味と使命感を持ったからです。
この仕事を通じて、人々の生活の質の向上に貢献したいという強い動機がありました。
というような素晴らしい動機があったわけではありません。
違うんかい!!
そもそも私が働いている障がい福祉業界では介護福祉士はそれほど重要ではなく、サービス管理責任者や児童発達支援管理責任者といった資格の方が重要となります。
サービス管理責任者や児童発達支援管理責任者は法的に人員配置が決められていますが、介護福祉士は特にありません。
ぶっちゃけ私が働いている会社でも介護福祉士を持っているスタッフはほとんどいないのが現状です。
じゃあ何で介護福祉士国家試験を受験したの??
単純に介護福祉士を取得すると資格手当として給与がアップするからです。
障がい福祉に介護福祉士はそれほど重要ではないと言っても、一定の技術、知識の裏付けとなりますので、介護福祉士を取得していると給与がアップします。
あと、障がい福祉の分野で介護福祉士は重要でないとは言っても、介護福祉士を配置することによる加算を取ることができます。
加算を取ることができるということは事業所の売上を上げることができる。
≒自身の評価アップに繋がるというわけです。
あとは障がい福祉に限らず、福祉業界に足を踏み入れたからには上位資格を取っておきたいという思いがありました。
それなりに覚悟を決めて踏み込んだ業界ですので、やるからには上を目指したいという気持ちから受験したわけです。
受験にはしっかりとした志があったんですね!
介護福祉士の受験資格に現場の実務経験3年以上という条件があり、第35回介護福祉士国家試験の受験が可能だったんですが、申し込み期限に気づいたのが数日前で、結局間に合わず翌年の第36回介護福祉士国家試験を受験したというのは内緒です。
あかんがな!
まあ、1年遅れにはなりましたが、第36回介護福祉士国家試験を受験し、無事に合格することができました。
125点満点中108点でしたので、それなりの点数は取れたと自負しております。
どうやって勉強したのか、当日何に気をつけたら良いのか、実際に受験したひとりの人間として経験を伝えることができればと思って今回の記事にしております。
介護福祉士国家試験の概要と変遷
「第36回介護福祉士国家試験」とあるように、介護福祉士は36年の歴史のある資格で、介護業界では唯一の国家資格となります。
ただ、2016年に介護福祉士国家試験の受験要件のひとつである実務経験ルートの要件に介護福祉士実務者研修の受講が必須となり、受験者数は2015年は15万人程度だったのが、16年の第29回以降は8万人前後、今回の第36回介護福祉士国家試験に関しては7万5千人程度となっており、受験者数は減少で少々不人気気味。
もちろん私も介護福祉士実務者研修を受講しました。
受講料金は8万円くらい。
普段仕事をしているので週末日曜日の週1回ペースで2ヶ月ほど通いましたので、金銭的にも肉体的にもそれなりに負担があったのを覚えております。
介護福祉士を受験するのも結構大変なんですね。
実際に行った勉強法とその効果について
では、ここからは実際にどういう勉強を行い、試験にどれくらい役に立ったかをお伝えしていきます。
テキストの購入
まず、試験半年程前の7月頃、自宅近くの書店で介護福祉士国家試験に関するテキストを購入いたしました。
とりあえず定石通り(?)テキストを読んで勉強した方が良いかと思ったわけです。
うん。
2回くらいテキストを開いた記憶はありますが、その後どこにいったかわかりません。
えー
まず介護福祉士国家試験は正答率60%前後が合格基準となっています。
第36回の試験の段階では125問ありますので、75点前後が合格基準点となります。
ちょっと余裕を見ても80点。
100%、125点満点を目指す必要がないわけです。
となると、深く学ぶよりも広く浅く学習する方が効率的であると言えます。
テキストでの勉強は体系的に学ぶには有効かもしれません。
ただ、介護福祉士国家試験に合格するためにはあまり必要でないのかもしれません。
という感じでそれっぽいことを言ってますが、ぶっちゃけ仕事が忙しくて勉強できなかったことに加え、単純にやる気がなかっただけです。
勉強ができない人の典型みたいやがな。
とまあ、やる気なくダラダラ過ごしていましたが、年明けくらいからやる気が出てきました。
スマホアプリで過去問を解きまくる
一番活用したのはスマホアプリです。
書籍と違って嵩張らないですし、通勤時間とかにポチポチと気軽に勉強ができるので重宝しました。
私はAndroid端末を使用しているのですが、アプリのストアで「介護福祉士」で検索するといくつか出てきます。
私はそのアプリで過去問を解くようにしました。
ちなみに私は過去5年分の過去問を2〜3回解き、どれも90点台半ばの点数が取れるようにしました。
まあ、過去問なんてほとんど出ないんですけどね。
実際に第36回介護福祉士国家試験でも過去問と同じ問題はほとんどなかったんじゃないかと思います。
X(旧Twitter)で調べてみたら、同じような感想を持っている人の投稿が多数見られましたので、そんなに的は外れていないかと思います。
じゃあなんで過去問を解くの?
試験問題に慣れる為です。
どういう時間配分で解いたら良いのか?
どういう問題形式なのか?
どのような出題傾向がいるのか?
どのように考えて問題を解いたら良いのか?
などの為に過去問を解きます。
何も知らないという状態は不安、緊張に繋がります。
過去問を解いて知っておくことが不安、緊張の軽減に繋がるのではないでしょうか?
.YouTube動画を視聴
あと、勉強として活用したのはYouTube動画です。
「介護福祉士試験対策」とかで検索すると大量に動画が出てきますので、それらの動画を視聴しまくりました。
特に満員電車でスマホをポチポチといじるのもな~って時は動画の音声だけを聞いて勉強したり、仕事で疲れて勉強する気にならない時もだら~っと動画を見ながら帰宅するって感じで活用しておりました。
このYouTube動画の視聴は個人的には役にたったと感じた一方、誘惑に負けない気力が必要だと思いました。
面白そうな動画のサムネが表示されたりするので、ついそれをクリックしてしまって気がついたら1時間経過していたなんてことも…。
あるある!!
ということで、YouTube動画は便利ですが気をつけようって話でした。
勉強に関してまとめ
まあ勉強は普通にやってたら問題なし!
雑やな!!
暗記が必要な問題もありますが、文章をしっかりと読んで介護士として正しいと思う選択をすれば少なくとも5割以上は正解します。
合格ラインとされる6割までの残りの1割くらいは多少勉強しておけば正解できるでしょう。
国としては外国人の介護福祉士を増やそうって流れになっているので、これから急に難易度が上がるってことはないかと思われます。
ちゃんと文章を理解して解答すれば普通に合格できます。
それでも合格できないなら多少は勉強しましょう。
国家試験ですから多少なりとも勉強は必要です。
当日の会場に関する注意
とりあえず、試験に向けての勉強はOKでしょう。
残るは試験当日です。
大丈夫だと思っていてもやっぱり当日はドキドキします。
ということで、試験当日の注意についてお話したいと思います。
早めに会場入りしておく
やっぱり会場には早めに行きましょう。
飲み物とかコンビニで買おうと思っても結構混んでいたりするので、早めに行くこと方が良いかと思います。
また、会場はかなり広いので、自分の席を探すのにも多少時間がかかります。
私は大阪会場であるインテックス大阪での受験でしたが、かなりの人数が受験に来て圧倒されました。
会場の雰囲気に慣れておくって意味でも早めに会場入りしておく方が良いかと思います。
トイレを探しておく
予めトイレを探しておきましょう。
これ重要です。
予めトイレを探して起きましょう。
大事やから二回言ったで!!
大事やから二回言ったで!
トイレはめちゃくちゃ混みます。
男性はまだ良いとしても、女性は長蛇の列です。
緊張で大きい方がしたくなった場合もすぐに駆け込めるわけではありません。
間に合わなかったら試験会場にも戻れず、人間としての尊厳も崩れてしまうのではないでしょうか。
私も午前の試験後半に催してしまい、休憩に入ってからすぐトイレに行きました。
ただ、既にインテックス大阪内のトイレには長蛇の列が。
ということで、すぐ近くのATCまで行って用を足しました。
ATCまで行けばトイレは空いていますし、待っている人がいるというプレッシャーに悩まされることもありません。
ゆったり用を足すことができます。
大阪会場の場合は会場であるインテックス大阪の近くにATCといった大型の商業施設があるんですが、それ以外の会場でも付近のトイレはある程度把握しておくと良いでしょう。
後悔している暇があったら勉強しろ
午前の試験を終えたあと、
「全然駄目だったー」
「難しかったー」
といった声が多数聞こえてきました。
反省することは悪いことではありませんが、まだ試験は終わっていません。
午後の試験で1点でも多く取れるようすぐ勉強に取り組みましょう!
会場や会場付近でもテキストを開いて勉強をしている人だらけでした。
私ももちろん勉強しましたよ!!
昼休み中にポケモンGOしとったがな!
普段来ない場所だから回したことないポケストップ回したくて
適度に運動を行うことで脳の活動を高めようとしてたんです!(汗)
ということで、午前だけで試験は終わりではありませんので、午後の試験に向けて勉強をしましょう。
まとめ
この記事では、介護福祉士国家試験の合格を目指すために必要なステップを詳細に解説しました。
初めに試験の概要を把握し、その後の適切な勉強方法を計画することが重要です。
試験前の準備では、精神的な安定と物理的な準備が求められ、試験当日の流れと必要な持ち物についても注意を払う必要があります。
試験に合格した後は、登録手続きを行い、継続的な学びを通じて専門性を高めることが推奨されます。
このプロセスを通じて、試験の準備から合格後のキャリアまで、一貫したサポートと情報を提供することで、読者が成功に導かれることを目指しています。
継続的な教育と自己啓発に励むことで、介護福祉士としての資質を磨き、より良いサービスを提供できるようになるでしょう
最後だけカッコよく締めよった!